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千葉県の哺乳類

 千葉県では現在、33種の陸生哺乳類が生息しています。日本全国で生息が確認されている種は134種なので、24.6%が千葉で生息していることになります。

[千葉県の哺乳類の特徴]

 千葉県の哺乳類の特徴として、次の3つが上げられます。

1 樹洞性哺乳類がいない

 過去にはムササビやモモンガなどが縄文遺跡から出土していたり、ヤマコウモリが捕獲されたこともありましたが、現在、千葉県では木の樹洞に暮らす哺乳類は確認されていません。これは、県内に太い木があまりないことや、関東地方の他の地域から自然に分布拡大することが難しい地理的条件などが関係していると思われます。

2 標高の高い地域にくらす哺乳類がいない

 他の関東地方では、標高の高い地域にはカモシカやトガリネズミ、ヤマネなどが暮らしていますが、これらの種類が千葉県には生息していないことも特徴です。


3 南に分布が限定されている種が多い

 房総半島には南部に丘陵地が広がっており、そこに生息が限られている種がいます。ニホンジカ、ニホンザル、テンなどです。

4 外来種の割合の多い県である

 県内で生息が確認されている外来種は、アナウサギ、アカゲザル、ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミ、マスクラット、ハクビシン、アライグマ、ノイヌ、ノネコ、キョン、イノシシの12種で、県内生息種の36.3%にあたります。全国の外来種の割合は17.9%なので、外来種の多い県といえそうです。


参考文献)
 阿部永ほか(2005) 日本の哺乳類[改訂版], 206pp. 東海大学出版会発行.
 千葉県(2000)千葉県の保護上重要な野生生物. 千葉県発行.


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