会場:千葉県立中央博物館 講堂
日時:令和元年2月6日(水)13時~16時
主催:千葉県自然保護課・一般社団法人千葉県経済協議会・一般社団法人千葉県環境保全協議会
講演内容
我が国でもESG投資(環境:Environment、社会:Social、ガバナンス:Governanceを考慮した投資)やSDGs(国連・持続可能な開発目標)の関心が急速に高まり、企業の具体的な取り組みもみられるようになってきました。中でも生物多様性に関しては、2020年に愛知目標のターゲットイヤーを迎えるにあたり、「自然と共生する社会:Living in harmony with nature」の実現に向けて貢献することが、企業にも求められています。ESGやSDGsをどのように捉え、生物多様性保全に対して事業所はどのような役割を果たせば良いのか、お悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本講演ではまず、我が国においても急速な進展をみせるESG投資やSDGsの最新動向と、それを踏まえた企業の生物多様性取り組みに求められる姿勢について解説します。そして、国内の企業緑地を活用した生物多様性保全の具体的な活動事例(愛知県・命をつなぐPROJECTほか)とそのウラ話に触れながら、敷地内の緑地を活用した生物多様性取り組みの進め方やポイントをご紹介します。
企業緑地における草の根活動から、産学官民協働による環境コミュニケーション×リスクマネジメントへ。皆さまの生物多様性保全の取り組みを説得力ある形で対外的にアピールし、「社会貢献」から「本業貢献」へと昇華するための参考になれば幸いです。
〇企業の事例紹介
NEC 環境・品質推進本部 環境推進部 エキスパート 稲垣 孝一氏
『NEC我孫子事業場での生物多様性保全活動のご紹介』
安藤ハザマ 技術研究所 主任研究員 池田 穣氏
『宮ケ瀬ダム原石山法面緑化の変遷~生物多様性に配慮した法面緑化の先駆事例~』
京葉銀行 法人営業部 地域振興グループ 次長 常世田 晃氏
『千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクト~Chibaクリーンアクションの取組事例~』
○千葉県からの報告
千葉県生物多様性センター 副主幹 奥田 昌明
『チバニアン認定の意義と見どころについて』
※本ページの記載内容は、セミナー開催当時のものです。