第14回企業と生物多様性セミナー 「自然資本」を見据えた生物多様性の取組 |
– セミナー報告 –
会場:東京情報大学千葉ステーションキャンパス
日時:平成27年 2月 2日(水) 14時~16時 30分
主催:千葉県自然保護課・千葉県経済協議会・千葉県環境保全協議会
後援:東京情報大学
参考:申込書兼チラシ(pdfファイル:349KB)
●講演 : サンデンにおける生物多様性への取り組み
サンデン株式会社 環境推進本部 主席 斉藤 好弘 氏
- 講演内容 –サンデン㈱は、群馬県のサンデンフォレスト・赤城事業所の開発に際し、21世紀の企業のあり方として「環境と産業の矛盾無き共存を実現」することを掲げました。
開発にあたっては、水際や林縁部に生物の生息環境を再生し、植林は郷土種のみを行ったほか、日本の気候風土に合わせた伝統的な石積み技術を採用するなどを工夫しました。
周囲の市民活動団体と目線を合わせ、広域連携体制を築いていることも特徴のひとつです。
●千葉県からの報告 : 千葉県の絶滅危惧種ヒメコマツの現状と回復計画
千葉県生物多様性センター 副主幹 御巫 由紀
千葉県の絶滅危惧種であるヒメコマツの現状と回復計画の内容等について、説明を行いました。
●企業の事例紹介
「生物多様性ちば企業ネットワーク」参加企業から事例を紹介していただきました。
○ 千葉県生物多様性センター 主幹 熊谷 宏尚
生物多様性ちば企業ネットワークの活動等についての説明を行いました。○ 東日本電信電話株式会社 千葉事業部 総務部 CSR・人権担当課 担当課長 今津 康弘 氏
人と人とを「つなぐ」ことが本来業務ですが、環境保護を通して美しい地球を未来に「つなぐ」ことをめざして事業を行っています。
千葉事業部としても企業ネットワークの勉強会やセミナーでの学びを通して、社員で取り組めることがないか検討中です。○ 鴨川シーワールド 開発展示課 課長 森 一行 氏
千葉県内に生息する希少生物シャープゲンゴロウモドキ、ミヤコタナゴに加え、ニホンイシガメの域外保全を始めました。利益は度外視した取組みですが水族館の使命として続けていきます。また、水族館内に「生物多様性コーナー」がオープンしました。千葉県に生息する希少生物と生物多様性の重要性について紹介しています。
※本ページは、セミナーの報告のため、記載内容はセミナー開催当時のものです。