ヒメコマツはゴヨウマツとも呼ばれ、1970年頃までは房総丘陵に数千本も生育していたとされていますが、近年大量に枯死し、現在は75本にまで減少して絶滅のおそれが極めて高くなっています。このため県では千葉県ヒメコマツ回復計画を策定して、保護回復に取り組んでいます。
この回復事業の一環として平成27年度より「ヒメコマツ系統保存サポーター」の1次募集、2次募集を実施し、これまでに123の個人・団体にサポーターとなっていただきました。この度は、個人・団体を問わず県内在住の方を対象として3次募集を行います。
県内の皆様にヒメコマツ苗を配布し、それを育てることにより千葉県の絶滅危惧種ヒメコマツに対する理解を一層深めるとともに、ヒメコマツの遺伝系統の保存にご協力いただきたいと考えています。ご協力いただける方は申込票にご記入の上、千葉県生物多様性センターまでファクスまたはメールでお申し込みください。
※3次募集は終了いたしました。
(1)応募資格
ヒメコマツの遺伝系統を保存し、その活用を図るため、長期にわたって育成・管理し、定期的にモニタリングデータの提供をしていただける、県内に拠点を有する団体(企業、学校、NPO、市町村を含みます)。
(2)配布苗
ヒメコマツ実生苗 (樹高20~90cm) 37本
原則として、1植栽地につき1本とします。
(3)配布日時
平成30年3月6日(火)以降の原則として平日 午前9時~午後5時
(4)配布場所
千葉県生物多様性センター
千葉市中央区青葉町955-2 千葉県立中央博物館内
(5)所有権
ヒメコマツ系統保存サポーターに帰属します。
(6)配布申込
申込票(pdf)に必要事項を記入の上、県生物多様性センターあてにファクスを送信するか、必要事項をメールしてください。
(7)応募締切
苗がなくなり次第、終了とします。※募集は終了いたしました。
善良な管理者として、大切に育てること
年に1回、樹高、直径、着果状況、活力度等を県に報告すること
樹勢が急に落ちるなど不測の事態が生じた場合には、生物多様性センターに連絡すること
県からの求めに応じて、ヒメコマツの回復のために、枝等生育個体の一部を提供すること
(1) ヒメコマツに関する情報を提供します(栽培マニュアルの配布、育成に関する相談対応、 回復状況、観察会やシンポジウムの案内等)生物多様性に関する情報提供を行います(各種イベント、ニュースレターの配布等)
TEL: 043-265-3601
FAX: 043-265-3615
電子メール: bdc@mz.pref.chiba.lg.jp