第5回企業と生物多様性セミナー 生物多様性の取組に向けて |
生物多様性に関する情報や企業による取組事例などの情報共有を行うため、第5回企業と生物多様性セミナーを開催しました。
– セミナー報告 –
会場:東京電力千葉火力発電所ビオトープそが
千葉県環境研究センター
日時:平成22年 8月 26日 10時00から16時00分
主催:千葉県自然保護課
共催:千葉県環境保全協議会・千葉県経済協議会
協力:千葉県環境研究センター
参考:申込書兼チラシ(pdfファイル:327KB)
●現地見学
・東京電力ビオトープそが
現地を見学し、整備、モニタリング、コアジサシ保護活動などの取組について説明していただきました。
・企画展「生物多様性ってなんだ!?」
千葉県環境研究センターにて 平成22年7月23日~10月29日に開催されている生物多様性に関する展示を見学しました。
●千葉県からの情報提供
・千葉県環境研究センターの取組 ≪千葉県環境研究センター長 高梨祐司≫
環境研究センターでは、大気・騒音・振動・廃棄物・化学物質・水質環境・地質環境などの調査・研究をおこなうとともに、施設公開や公開講座、環境学習を通じて情報の共有を行っている。
・生物多様性に配慮した緑化について ≪千葉県生物多様性センター 熊谷宏尚≫
工場緑化には、周辺の森林等への緑化植物の逸出などのマイナスの側面と、都市域の貴重な緑地環境であり野生生物にとっても貴重な生息・生育環境になるなどプラスの側面がある。地域の自然の修復や環境学習の場としての活用方法や留意点について説明。 ・子どもたちにとってのビオトープの効果 ≪千葉県立中央博物館・千葉県生物多様性センター 中村俊彦≫
学校ビオトープの児童・生徒に、「自然や環境への理解関心が高まった」や、「いのちへの理解・関心が高まった」等に効果があったとの答えが多かったアンケート結果を基にビオトープの効果について説明。参考:里山里海の子どもの自然体験と学校ビオトープ【千葉県生物多様性センター研究報告 第4号】(pdfファイル:587KB)
●企業の事例紹介
取組を行っている企業から事例を紹介していただきました。・キッコーマン株式会社 環境部
市民に開放している清水公園の管理に関わり、そこで、地元の小学生に対して定期的に、環境教育を行っています
・株式会社クボタ 京葉工場
工場内にビオトープ(トンボ池)を、地元自生の水生植物を移植・復元することで整備し、その後もトンボの飛来について調査を続けています。
・ワタミ株式会社 環境マネジメントグループ
持続可能な循環型社会構築を目指して、有機農業やワタミの森の取組から、生ゴミの堆肥化への取組などを行っています。
※本ページは、セミナーの報告のため、記載内容はセミナー開催当時のものです。