1.特定外来生物及び外来生物法とは
特定外来生物とは、外来生物(海外起源の外来種)のうち、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、または及ぼすおそれがあるものについて、特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)に基づき、政令で指定された生物のことです。
特定外来生物に指定されると、その飼養、栽培、保管、運搬、輸入等が規制されます。
現在、156種の外来種が特定外来生物に指定されていますが、千葉県内では、43種の特定外来生物が確認されています。(令和3年3月時点)
2.千葉県が防除に取り組んでいる特定外来生物
千葉県では、特に生態系への影響や農作物被害、生活被害などをひきおこしている下記の特定外来生物について、防除等の施策を実施しています。
(1)カミツキガメ
(2)ヒアリ・アカカミアリ
3.その他の特定外来生物について
(1)水生植物
印旛沼・手賀沼流域では、外来の水生植物による深刻な被害が出始めており、防除が必要な状況が生じています。
生態系被害防止外来種リストに掲載されている水草・水生植物の種類やその取り扱いの注意点を紹介するリーフレットを作成しました。
(2)ナルトサワギク
家畜が食べると中毒を起こす外来植物が安房地域で確認されました。
関係機関と情報交換や防除に努めていますが、これに似た植物を見かけましたら情報をお寄せください。
(3)ウチダザリガニ
平成21年9月に千葉県内で確認されたため、防除実施計画を策定し、対策に取り組みました。
最近の発見報告はありません。
千葉県内で捕獲された特定外来生物「ウチダザリガニ」について
(4)アメリカザリガニ
(5)クビアカツヤカミキリ
千葉県では現時点で生息は確認されていませんが、隣接する都県では侵入が確認されています。
そのため、千葉県内にも侵入する可能性が考えられます。
県内で大量のフラスや成虫を見かけた際には、生物多様性センターまで情報をお寄せください。
千葉県への侵入が確認された生物を取りまとめたリストを作成しています。
5.関連リンク