第9回企業と生物多様性セミナー 生物多様性とコミュニケーション |
生物多様性に関する情報や企業による取組事例などの情報共有を行うため、第9回企業と生物多様性セミナーを開催しました。
– セミナー報告 –
会場:千葉県庁中庁舎10階大会議室
日時:平成24年 2月 9日 14時から16時
主催:千葉県自然保護課・千葉県環境保全協議会・千葉県経済協議会
参考:申込書兼チラシ(pdfファイル:473KB)
●講演:生物多様性はコミュニケーションの世界 地域の活動と国際条約の良い関係
博報堂DYメディアパートナーズ 環境コミュニケーション部 川廷昌弘氏
- 講演内容 –私達人間を含めたすべての生きものは、互いに関わり合いながら、つまり、コミュニケーションしながら生きています。生物多様性の主流化を掲げる愛知目標達成のための「国連生物多様性の10年」とは、コミュニケーションの10年です。「生物多様性」とは社会・経済・文化の基盤であり「自然との共生」をしてきた日本人の精神の基盤とも言えます。生物多様性は、文化の多様性も含めた考えであり、保全活動の原点は、郷土愛ではないでしょうか。 温暖化対策はCO2というワードで普及啓発が進みましたが、生物多様性は共通のワード選定が難しく、なかなか浸透していきません。そのため、国際条約の取組と共に、地域に密着した5actions、にじゅうまるプロジェクト、グリーンウェーブ、どんぐりプロジェクト、いただきますプロジェクト等様々なプロジェクトが展開されています。 単独での取組みよりコラボレーションした取組が必要になっています。
●千葉県からの情報提供
・生物多様性サテライト、生物多様性地域連携促進法、環境保全活動・環境教育促進法について ≪ 自然保護課≫参考:生物多様性サテライト
・バイオマス普及啓発について ≪資源循環推進課≫
生物多様性地域連携促進法【環境省】
環境保全活動・環境教育促進法【環境省】参考:バイオマス立県ちば
●企業の事例紹介
取組を行っている企業から事例を紹介していただきました。・利根コカ・コーラボトリング株式会社 CSR推進部
コカ・コーラにとって重要な“水”を浄化し、自然環境を守る上でも欠かすことのできない“森”に焦点をあてた環境教育、“森に学ぼうプロジェクト”を、家族参加型イベント・小学校への環境訪問授業・地域主催の環境イベントへの参加という形で実施しています。
※本ページは、セミナーの報告のため、記載内容はセミナー開催当時のものです。