会場:千葉県立中央博物館 講堂
日時:令和2年3月17日(火)13時~16時
主催:千葉県自然保護課・一般社団法人千葉県経済協議会・一般社団法人千葉県環境保全協議会
講演内容
2019年8月に公益財団法人イオン環境財団主催の生物多様性日本アワードで、優秀賞を受賞した「生物多様性に配慮した持続可能なお米の仕入れ活動」の内容について、また、そのお米を「自然資本プロトコル」を用いて評価した結果を共有します。こういった取り組みは、食の生産を担う農業者や仕入れ担当者などの理解と協力があり継続してきました。他に、木のお皿やペーパーナプキンなどを一つずつ改善してきた工夫や、廃棄物削減と活用などの環境経営についてもご紹介します。
そして、(株)アレフが運営している食・農業・環境の実証を行いながら、学習機会を提供する施設「えこりん村(北海道恵庭市)」における活動もお話しします。施設内には、体験田「ふゆみずたんぼ」があり、UNDB-Jの認定連携事業ともなっています。さらに、主催した生物多様性シンポジウム(2003年)をきっかけに会社の取り組みとした「外来種セイヨウオオマルハナバチの駆除活動(2005年~)」も、北海道、札幌市、公益財団法人北海道環境財団などと連携しながら、一般市民向けに毎年続けており、同活動は、生物多様性アクション大賞2018つたえよう部門に入賞しています。その上で、今年度は地元の大学との協働も実施しました。
2020年は、国連「生物多様性の10年」最終年でもあり、ポスト2020の戦略や愛知目標で掲げられた2050年へ向けて、今後、企業や団体への要求や制度が徐々に導入されていく可能性もあります。企業や自治体、団体の方々が活動を行うヒントを見つけて頂けたら幸いです。
○企業の事例紹介
公益財団法人 日本生態系協会 参事 佐山 義則氏
『企業ができる生物多様性~“野のくさプロジェクト”について~』
鴨川シーワールド 開発展示課 森 一行氏
『鴨川シーワールドにおける絶滅危惧種の保全活動』
船橋市 環境部 環境政策課 主任技師 関 真人氏
『生物多様性ふなばし戦略について』
○千葉県からの報告
千葉県生物多様性センター 嘱託 大島 健夫
『生物多様性ちば企業ネットワークによる里山モニタリング調査』
※本ページの記載内容は、セミナー開催を予定していた当時のものです。