日 時 平成15年2月5日(水)11:00~16:30
場 所 中央博物館生態園 講堂
【生態園見学】 中央博物館に隣接する生態園で 中央博物館の先生方3名に協力 いただいて、生態園見学を行いま した。 約6.6ヘクタールの広さがあり、 房総半島の様々な森林や草地の 姿を再現しています。 | |
【生態園見学】 関係課及び市町村担当者約70名 ほどの人数が集まり、寒い中、熱 心に生態園見学に参加しました。 | |
【生態園見学】 説明を受けている様子です。 生態園は、英語でEcology Park。 公園といっても、正門脇の砂地は 砂場ではありません。 ここは、海岸植生を再現してるの です。 | |
【生態園見学】 生態園内にある野鳥観察舎。 舟田池をめぐる自然をトータルに見 つめることができる場所です。 相談員の方がおり、丁寧に解説し てくださいます。 | |
【生態園見学】 自然はほったらかしにしていると どんどん遷移が進みます。 もちろん、自然のままに放置してお くことは重要なことですが、里山の ように人間の手が加わることで、 生態系を保っているビオトープも あります。 | |
【千葉県ビオトープ推進講演会】 今回は行政の立場の方々を中心 とした講演会であったが、来年度 (平成15年度)には、NPO,県民の 方々を対象としたシンポジウムを 計画しています。 多数の方々の参加を期待していま す。(詳細については、後日。) | |
【千葉県ビオトープ推進講演会】 中央博物館 生態・環境研究部長 中村氏による「千葉県の自然環境 の特徴とビオトープ」の講演の様 子。 | |
【千葉県ビオトープ推進講演会】 中央博物館 上席研究員 倉西氏 による「水辺のビオトープ」の講演 の様子。 | |
【千葉県ビオトープ推進講演会】 東邦大学理学部 助教授 長谷川 氏による「両生類に注目したビオト ープの環境評価」の講演の様子。 | |
【千葉県ビオトープ推進講演会】 参加者は約100名。どなたも熱心 にメモをしながら講演に参加してい ました。 | |
【意見交換会】 講演後、意見交換会という形で、 3名の先生方への質問や意見が 活発に交換されました。 当日の質問事項はこちら | |
【意見交換会】 ビオトープについて大変よくわかっ たが、実際行政として行っていくこ とがかなり難しいと感じた。人材や 人事、そして、ソフト分野での問題 が多分にあると思われる。更に、 予算に対して(国や県からの補助 を含む)融通性がほとんどない現 状なので、今の行政システムを変 えていくことが、まず先決である。 自然を残すという観点も重要であ ると感じた。 今後も公園へ従事する者としてビ オトープの考えに基づいた公園を つくっていくと同時に、次世代の子 ども達が当たり前のように自然に 触れられるような環境を残してい きたいと感じた。 (参加者の感想より) |
野田市
野田市では「野鳥の森」を4月から施行する予定である。 しかし、現在、カラスの森になっており、他の野鳥はいない。野鳥に戻ってきて ほしいが方法はあるか?また、生活雑排水が流入している。改善策はあるか? |
回答1 カラスのことは、周囲の状況等、専門家の調査が必要。 排水のことは、自然の浄化作用が使えないか検討したらどうか。 回答2 排水問題解決には、湧水の調査が有効。3面張り水路を、土水路に変 えるなど浄化作用を利用すべきである。イメージは春の小川。 |
習志野市
谷津田では、農地法の縛りがきつい。行政やボランティアが活動する場合、困難 が多い。もっとオープンなルールのシステム作りが必要ではないか? |
回答1 農業基本法、農地法は変わってきている。生物多様性は、農業も担うべ きだ。現場の声を国に上げていくことが、法律を変えていくことになる。 |
市原土地改良事務所
地元では個人的に里山整備の活動に参加している。ため池整備に当たり、アメ リカザリガニや食用ガエル等、長年にわたり生息している外来種を、排除すべき かどうか? |
回答1 カミツキガメ調査を実施しているが、外来種は、定着初期のものは排除 が原則である。時間の経過したものは、環境に馴染んでおり、排除か、 非排除か判断が難しい。立地条件などにより判断していくしかない。 |
千葉県環境生活部自然保護課 生物多様性センター
TEL : 043-265-3601
FAX : 043-265-3615