学校ビオトープの整備・活用を実際に行っている児童・生徒や教職員などから その方法や課題を直接聞いたり、県立中央博物館の生態園を管理している専門家から水辺や植生の管理、観察の方法などについて学ぶ「学校ビオトープフォーラム」を開催しました。 |
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所在市町村 | 学校名 | |
小学校 | 千葉市 | 千葉市立稲毛第二小学校 |
千葉市 | 千葉市立稲浜小学校 | |
印旛村 | 印旛村立いには野小学校 | |
市原市 | 市原市立牛久小学校 | |
我孫子市 | 我孫子市立湖北台東小学校 | |
佐倉市 | 佐倉市立白銀小学校 | |
袖ヶ浦市 | 袖ケ浦市立中川小学校 | |
柏市 | 柏市立名戸ヶ谷小学校 | |
横芝光町 | 横芝光町立南条小学校 | |
富里市 | 富里市立根木名小学校 | |
船橋市 | 船橋市立飯山満南小学校 | |
柏市 | 柏市立花野井小学校 | |
長柄町 | 長柄町立水上小学校 | |
市原市 | 市原市立有秋東小学校 | |
高等学校 | 市原市 | 千葉県立市原八幡高等学校 |
船橋市 | 千葉県立船橋芝山高等学校 |
(ウ) パネルディスカッション「学校ビオトープの現状と今後の展望」 |
植生の復元・管理の講習では、森の遷移を観察することの重要性などに、参加者が聞き入っていました。 | 水辺や池の復元・管理の講習では、積極的に手を入れていかないと水辺は荒れていくという話がありました。 |
「生き物観察『森の調査隊』」は、参加者が、20種類以上あるクイズ形式のシートを選んで、その課題を解いて報告するものであり、例えば「森のなかからハートの形を探そう」というシートを選んだ人は、葉っぱや石など生態園にあるものの中からハートの形のものを探して報告をするというものです。 小雨が降りしきるあいにくの天気の中、いろいろな発見に、みんな楽しそうに歓声を上げながら生態園の中を歩き回っていました。多い人は、約1時間の間に3枚のシートを解いて、スタッフに報告をしていました。もっとやりたい、時間が足りなかったなどの声が聞かれました。 |
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中央博物館の中村副館長から「子どもの感性を育む自然体験」という題目で、子どもが健全に育つためには、学校ビオトープなどの自然体験が必要だということを、事例やデータを使ってお話いただきました。 |
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ポスターセッションでは、生物多様性体験学習推進事業補助金でビオトープの整備・改修及びその活用を行っている学校を中心に16の高等学校、小学校が、1~2枚のポスターを掲示したりジオラマなどを展示し、その前で、児童・生徒などが、回ってきた参加者に、自分の学校のビオトープの説明を行ったり、質問に答えていました。最初は緊張気味だった児童たちも、だんだん慣れてくると堂々と説明を行い、参加者からは拍手が出ていました。約1時間という時間があっという間に過ぎた感じでした。 |
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実際にビオトープの整備に携わる教員や生徒などによるパネルディスカッションでは、パネリストからは、「ビオトープは画像でなく、本物を見て触れられる場所として重要である」との意見や、「子どもの自然体験の場としても重要だが、地域の社会教育、生涯学習の場としても期待している。」、「地域と学校が、生き物を通じて感動を共有することにより結びつきが強くなる。」などの話が出されましたが、一方、課題としては、整備や維持管理でどこまで手を入れるかが難しい、教員の異動による後継者の問題などが挙げられました。 |
7 みんなでつくる学校ビオトープ(ポスター発表した学校ビオトープの事例集)のPDFファイル
(1)表紙(195KB)
(2)はじめに、目次(782KB)
(3)千葉市立稲毛第二小学校(566KB)
(4)千葉市立稲浜小学校(659KB)
(5)印旛村立いには野小学校(740KB)
(6)市原市立牛久小学校(607KB)
(7)我孫子市立湖北台小学校(674KB)
(8)佐倉市立白銀小学校(663KB)
(9)袖ケ浦市立中川小学校(854KB)
(10)柏市立名戸ヶ谷小学校(607KB)
(11)横芝光町立南条小学校(532KB)
(12)富里市立根木名小学校(929KB)
(13)船橋市立飯山満南小学校(549KB)
(14)柏市立花野井小学校(720KB)
(15)長柄町立水上小学校(750KB)
(16)市原市立有秋東小学校(601KB)
(17)千葉県立市原八幡高等学校(738KB)
(18)千葉県立船橋芝山高等学校(804KB)
(19)裏表紙(131KB)
8 最後に
今回、初めてこのようなフォーラムを開催したわけですが、色々参考になった。来年もこのような催しをやってほしいという声が多数聞かれました。
これを機に、各学校における取組がより一層発展していくとともに、学校間や学校とNPO、行政などの連携が進み、ビオトープの整備や活用が広がっていくことを願っています。