学校ビオトープの整備・活用を実際に行っている児童・生徒や教職員などから その方法や課題を直接聞いたり、県立中央博物館の生態園を管理している専門家から水辺や植生の管理、観察の方法などについて学ぶ「学校ビオトープフォーラム」を開催しました。 |
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所在市町村 | 学校名 | |
小学校 | 八千代市 | 八千代市立 村上東小学校(PDF:504KB) |
鎌ヶ谷市 | 鎌ヶ谷市立 初富小学校(PDF:451KB) | |
柏市 | 柏市立 中原小学校(PDF:809KB) | |
市原市 | 学校法人三育学院 光風台三育小学校(PDF:842KB) | |
銚子市 | 銚子市立 椎柴小学校(PDF:490KB) | |
野田市立 | 野田市立 清水台小学校(PDF:672KB) | |
千葉市 | 千葉市立 真砂第三小学校(PDF:758KB) | |
九十九里町 | 九十九里町立 片貝小学校(PDF:502KB) | |
匝瑳市 | 敬愛大学 八日市場高等学校(PDF:496KB) | |
柏市 | 千葉県立 沼南高等学校(PDF:921KB) | |
市原市 | 千葉県立 市原八幡高等学校(PDF:436KB) |
5 主催 千葉県環境生活部自然保護課(県生物多様性センター) 千葉県教育委員会(千葉県立中央博物館) 6 当日のようす (1)管理講習
中央博物館の生態園は、房総の代表的な自然が再現されています。参加者は、森や草地,湿原,海岸などさまざまな景観を見ながら、その管理のためのポイントを聞くとともに、地域の自然を取り入れたビオトープづくりの方法について熱心に質問をしていました。 (2)森の調査隊
森の調査隊では、各班ごとに生態園内を散策し、そこで興味をもった対象についてさらに注意深く観察し、その内容を「はっけんレポート」にまとめました。園内にある植物の葉の形や葉脈に着目した生徒や、舟田池の野鳥をスケッチする児童など、それぞれの視点でレポートを作成しました。 (3)基調講演「外来種(がいらいしゅ)ってなーに?」外来種が侵入することによる生態系への影響や、身近に生息・生育する外来生物の種類等について、千葉県生物多様性センターの尾崎副主幹から説明をしてもらいました。生きものを飼う際には、「どれくらい大きくなるか」「どれだけエサが必要か」そして「どれくらいの寿命か」をかならず確認して、最後まで面倒を見る覚悟をもって最後まで世話をしてほしい、という話を、参加した児童・生徒のみなさんは真剣な表情で聞き入っていました。 (4)実践事例のポスターセッション
ポスターセッションでは、今年度の補助金事業に参加した11校が発表をしました。それぞれの学校が工夫を凝らした発表内容で、学校ビオトープ整備の方法や苦労した点、そこに生息・生育する生きものの紹介等を行いました。
ポスターセッションには、児童・生徒の皆さんの他、保護者や地域住民の方々も数多く参加され、各学校の発表終了後には、活発な質疑応答が行われていました。ポスターセッション終了後には、千葉県環境財団の須藤雅彦先生からご講評をいただきました。自然観察を行う際には、しっかりと記録することが大切であり、いろいろな場所を見て比較することでビオトープづくりのヒントを得てほしい、というご助言をいただきました。 (5)実践事例のステージ発表
実践事例のステージ発表では、千葉県立市原八幡高等学校、千葉県立沼南高等学校、柏市立中原小学校の3校から事例発表をしていただきました。屋上緑化を意識したビオトープづくりや、地域住民・近隣小学校を対象とした観察会、新しく整備した「トンボ王国」での取組など、写真や図を用いたわかりやすい説明でした。 ステージ発表終了後には、千葉県高等学校教育研究会生物分科会ビオトープ研究班長の川北裕之先生からご講評をいただきました。学校ビオトープの整備について、生物多様性や教育、管理や美といった視点から、その課題をご指摘いただきました。 |