(平成25年4月1日 更新) |
自動撮影カメラに写ったアライグマ (撮影:大多喜町立西中学校) |
千葉県では2008年3月に、県内の生物多様性保全に向けて、「生物多様性ちば県戦略」を策定し、その中で、生物多様性のモニタリングシステムの整備を進めることとしています。 これは、生物多様性の基礎的な情報を、県内の多様な主体と協働・連携することでネットワークを構築し、長期的に生物多様性の現状及びその変化、環境の質的・量的な劣化、経時的変化、地球温暖化の影響等を早期に把握し、生物多様性の保全や野生生物の保護、保護を要する種の保護増殖、外来種対策、地球温暖化対策等に役立てることを目的としています。
このモニタリングシステムの一環として、現在、県民による「生命のにぎわい調査団」や大学連携、県内各部局との連携事業などが実施されています。 これらと並行して、今後、県内の代表的な環境においてモニタリングサイトを設置し、NPOや学校、企業などによる調査活動を支援し、NPOや学校、企業などとの連携事業として、情報を収集するシステムを構築しようと考えております。
平成23年度は、県内NPOと学校、企業などにおいて、自動撮影カメラ(カメラトラップ調査)を利用した簡便で効率的な中大型哺乳類調査や、両生は虫類調査を実施し、調査支援方法や情報収集方法の検討を行う予定です。