2025.01.15
「刊行物」のページに「ニュースレター No.84」を掲載しました。
ヘビはトカゲの一部から派生した爬虫類だと考えられています。言い換えれば、トカゲの中には他のトカゲの仲間よりもヘビの仲間と近い親戚関係にあるグループがいるということです。たとえば南西諸島に分布するキノボリトカゲの仲間、日本で目にする機会は稀なイグアナやオオトカゲの仲間、そして北海道や西日本から化石が見つかっているモササウルス類などは、進化史上ヘビに近いトカゲ類とされています。それでは、ヘビはいったいなにをもってヘビなのでしょうか? これはヘビのアイデンティティに関わるヘビーな問題です。